こんにちは。店長の梶原です。
雨が続きますね。
梅雨生まれのせいか、雨は嫌いではありません。
特に雨だれを聞きながら、お茶を飲んで過ごす午後は
なんともゆったりと時が流れ、少しセンチメンタルな
物思いに耽るにはぴったりの時間です。
雨に打たれる木々は、間もなく照りつけるであろう
真夏の陽射しに備えて、しばしその身を休めているよう。
人間もきっと同じリズムを刻んでいるはずって思います。
さて、間もなくやってくる盛夏のために、ティールームでは
新しいお茶をご用意いたしました。
Whitterd Chersea 1886 のフレーバー緑茶より、
・モロッコミント
・グリーンアールグレイ
いずれも紅茶ではなくて、緑茶です。
夏は大好きですが、唯一、私がイギリス式ミルクたっぷり
濃厚ミルクティーを遠ざける季節でもあります。
これは日本の夏とイギリスの夏の気候を考えれば、
致し方のないことですね。
7月でも朝晩は薄手のカーディガンが欲しくなる、
イギリスの夏であれば良いのでしょうが、
日本の、関西の夏はまごうことなきアジア。
熱帯夜さえあるのですから。
モロッコミントは、モロッコがお好きなかたにはおなじみですね。
ガンパウダーの緑茶にミントを加えて作ります。
メディナ(旧市街地)には、小さなグラスでミント緑茶を
売る売店がたくさん。
タジン料理とセットでご記憶のかたもいらっしゃいますよね。
良質のこのお茶を、イギリスはWhitterd Chersea 1886 で
見つけました。
スペアミントの品のある香りがステキです。
ガンパウダータイプの緑茶の茶葉は、お湯に触れると
大きく膨らみ、非常にしっかりとした味を出します。
グリーンアールグレイは、ご存じアールグレイの
緑茶バージョン。
ウィッタードのこのお茶を飲むと、どうして今まで
思いつかなかったの!?って思うくらい、
ベルガモットと緑茶の風味が合うのです。
いずれも少し濃い目に出したお茶を氷の上に注ぎ、
アイスティーに。
お好みではありますが、シロップを加えると、
もうこれぞ甘露!と呼びたい涼味。
優雅に涼をとる、コロニアル、もしくはオリエンタルの知恵にあやかってみるのは
いかがでしょうか?