4月半ばというのに、パリはもう最高気温 24度。
まるで初夏のような、輝く太陽が眩しくて、嬉しい。
いつもは晩秋から真冬に訪れることの多かった
ヨーロッパの、また違う表情を楽しみます。
こんなお天気の日には、公園で日向ぼっこをしたいねと、
リュクサンブール公園へ出かけました。
オデオンからの道すがら、ふと見覚えのあるビストロを
発見!
ウッディ=アレン監督の“ミッドナイト イン パリ”に出てきた、
LE POLIDOR
基本的に3食毎日、すてきなキッチンをお借りして、
マルシェの食材を料理していたのですが、
この時ばかりは、
このお店で、今日の日替わり定食
(笑 この日はソーセージとレンズ豆煮込み)
が食べたい!とあっさり趣旨変え。
平日の12時ということもあって、店内の7割はご近所の
おじい様、おばあ様。
おひとりでいらしているお客様を、何人もお見かけしました。
印象的だったのは、きちんとしたファッションで、
赤ワインをグラスに1杯と小瓶のペリエ
フレンチフライつきタルタルステーキ を
ゆっくり召し上がっていたおじい様。
男女半々のグループでいらして、
前菜→お肉料理→大きなタルト(笑)
を始終お喋りしながら平らげておられたおばあ様。
私たちは、デザートのババ=オーロムを半分ずつ(笑)
いくつになっても、自分の身なりに気を配り、
誰かとともに食事する。
加齢、孤独、誰もが抱えること
日々の食事、これもまた誰もが感じる歓び
C'est la vie、C'est la vie
レストランやカフェは、ささやかな舞台
トリントンもそのようにありたい、と思った午後でした。