私の住まいは標準的な1キッチン、1ベッドルーム。
様々なもののコレクション癖もある私は、
当然いつもスペース使いには頭を悩ませます。
手をかけるほどに、住まいへの愛情が増しますし、
なによりも良い気分で過ごせるから、
インテリアの模様替えは好きなのですが、
そうそう大きなことはできません。
一番簡単かつ効果的なのは、カーテンやベッドリネンといった
ファブリックをチェンジすること。
今回はクッションを秋冬ものにしました。
こじんまりした住居スペースは、意外とどこにいても、
すべてのアイテムが目に入るもの。
少なくとも、自分の部屋では、好きなものに囲まれて暮らしたいと
願うおんなのかた、多いのではないでしょうか。
思う以上に、眺めることの効果は高いのです。
美しいものは、眼に快く、心を豊かにしてくれるもの。
豊かな心から生まれるのが、内面の美というものだと思うのです。
移ろいやすい外見の美とは違って、人生を通して自分に寄り添うもの。
豊かに生活を、ひいては人生を送るための潤いでもあります。
モードともアートとも取れる、美しいものを日々目にして、
触れて、使う日常、
とてもささいな喜びではありますが、
美的感覚を育んでくれると信じています。
秋晴れ、爽やかな青空が広がる美しい季節ですね。
気候が良いから、おしゃれしてのお出かけも楽しい。
ついあちこち、出歩いてしまいます(笑)
でも、夜。
アクティブに過ごした一日を、お部屋でしっとり、締めくくる時間も
また同じくらい大切にしたいもの。
静かに自分と向き合う、対話する時間は大切で、
これがあるとないとでは気持ちの余裕が違います。
そんな時は、外とは違う柔らかい素材のものを
身につけることが多いです。
身体を締め付けない、それでいて肌の上をさらさらと、
撫でてくれるような素材が好き。
自分の精神や身体との対話には、香りやマッサージが欠かせません。
あたたかいハーブティを入れて、
マッサージのオイルにはその時々の気分に合わせた
エッセンシャルオイルを入れて…
きちんと自分の弱っているところを労り、ケアした後には
ポジティヴなイメージを持つことも大切だと思っています。
コンディションが悪い時って、誰にでもあるけれど、
そんな時ほどきれいにネイルを塗ったり、女っぽい装いをして
自分を励ましてみたり。
ランジェリーやルームシューズは、そんな時にうってつけのアイテム。
外で身に着けるにはちょっと
気後れするものでも、お部屋でなら、かえってそれを楽しめたり
なんか、しませんか?
透けるレース、柔らかなファー、大きなリボン。
こんな時は、自分が女なんだってことを存分に楽しむほうが良い。
明日の表情だって、少し違ってくるかも。
そのためのちょっとした小道具、取り入れてみませんか?