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春の気分を

こんばんは、梶原です。


2月に逃げられました。
(ブログ更新滞って済みません、の意)
去られる前に、春の気分をとどめておきたいと、
つい気持ちは焦りぎみ。

おかげさまで毎日が忙しく、飛ぶように日々が過ぎてゆきます。

ご来店いただくお客様のご様子を拝見していても、
寒くても春に向けて動き始めているのだなあと感じます。

さて、月日の移ろいは早いもの、あららという感じなのですが、
ティールームの営業の合間をぬって、ちょこちょことイベント
にもお出かけしていきます。

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年2回恒例呼んでいただいております、
大好きなファッションブランドさまの受注会!

この日は本当に寒くって、しかも最終の時間に駆け込んだのですが
会場は爽やかなくらい、春。というか、初夏?

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シャンパンと美味しいビスケットで、おもてなしして
いただきました!

私が学生の時からの、親しいおつきあいです。
ありがとうございます、Sさま!

シャンパンですっかり気力を回復、次々と春夏の新作を試着♪
特にサマードレスなんか着た日には、いやがおうでも
バカンス気分が盛り上がります!
ばっくり、バックレス?
(現実には間違いなく、ティールームにいるに決まっていますが、構いません!)


いつになっても、新しい服との出会いは楽しいもの。
私は春夏が大好きなので、特にこの時期はわくわくします。

そして服だけではなく。
テーブルウエアも着替えたい、といういつもの病気が、、、

とくに店先で、いちごやアスパラガスが山盛りになっているのを見た日には。
カリフラワーが、ロマネスコの黄色がかったグリーンにとってかわられているのを
見た日には。

今の気分は、こんな感じなのです。

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COMMING SOON!

東京雑記:または鉄瓶のお話

こんにちは。

1泊2日で出かけて行った東京から、これを書いています。

新年に実家のお寺から、持ち出して来た鉄瓶。

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その存在感とルックス、沸かしたお水の美味しさ、
そのお水で入れた紅茶の香り高さにすっかり虜になった梶原です。

おまけに長年困っていた貧血にも効果テキメン!
すっかり愛しい相棒となりました。
以来、片時も離さずにいます。

そうなると、ティーポットとしての鉄瓶と、普通の鉄瓶、
どう違うのかが気になって、最近ずっと頭の中が鉄瓶です(笑)

そしてついに、こんな展示会にも来てしまいました。

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ティーポットとして使用する分には、中にホウロウを引くのですね。
それで、お茶を入れっぱなしにしていても大丈夫、
香りも移らないというわけ。

会場には、スタイリストの堀井和子さんがスタイリングした
鉄鍋を使ったテーブルコーディネートが展示されていて、こちらは
抑えた色使いながら、存在感がありました。

堀井和子さんのコーディネートは、本ではよく拝見していたのですが、
実際目の当たりにすると、なんとも迫力があります。
ベテランならではの力量と拝見しました!

その後は、夕食を兼ねて銀座のローズベーカリーへ。

出ました。

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カモミールというポットです。
思わずカモミールティーをオーダーしました(笑)

大好きなベジタブルプレート。

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他にも食べたいメニューがあるのですが、
毎回いただいてしまいます。
見た目とは真逆に、満腹になります。
私がなるのですから、ホントです。

食べなくても良いのに、デザートをオーダー。
私だけじゃなくて、他のお客様もほとんど食事後立ち上がって、
ショーケースに行かれます。
大きなイングリッシュケーキの数々がとても魅力的で、食べずには帰れない!

今日はウォルナッツとアマレットのケイクにしました。
どっしりした食感のほうが、イギリス菓子らしくて好きです。
(食後なんだけど)

当たり前ですが、お茶はずっと熱いまま。
さすが鉄……


トドメは翌日、シャングリラホテル東京でのアフタヌーンティー。

ここでも鉄瓶ティーポット登場!

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なんとここでは、鉄瓶×ティープレス。
こんなの見たの、初めてです。

輝くばかりに真っ白な、優雅なテーブルセッティングに
銀の2段トレイ。
シャングリラホテルオリジナルの、ヒマラヤンブレンドティーを
このポットで何杯もサーブしていただきました。

少しあっさり目の紅茶が、このポットでいただくと
ことのほか美味しく感じられました。

駆け足の東京でしたが、すべてが感性に響くものばかりで
本当に恵まれているなあと感謝して帰ってきたのでした。

2月も充実したお茶時間のために、頑張ります!

食・住(特に食:紅茶)

先日は大寒を迎えただけあって、見事なまでの(笑)寒さですね。
トリントンティールームの梶原です。

気温はどれほど低くても、朝太陽が昇った時の明るさを見るにつけ、
ああ新春ってこういうこと!って思います。

昔国語の古典の時間に、1月2月3月は春、と教えてもらった時の
?感が、最近の陽射しを眺めていると、妙に腑に落ちるのです。

とはいえ、朝晩の厳しい冷え込みにはなかなか暢気なことも言って
おられず(笑)
最近は衣食住の「食・住」が、私の関心ごとの大部分を占めております。

朝ベッドから抜け出し、冷えた部屋を暖めながら朝食の準備をする。
冬は朝食にも少しヴォリュームがあるほうが嬉しいので、あれこれ試します。

ライ麦ブレッドとりんごのプディングに、
軽く泡立てた生クリームをかけたものや、

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レーズン入りパンプディング
(これにメレンゲをのせて焼けば、クイーンオブプディングですね!)

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もちろん、スパイス・アップルのプレザーブを
トーストとともにいただくことも♪

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でも!何をさておいても最高なのは、熱い紅茶!!
あたたかい、ではなく熱い紅茶!!

これがあるから、ぬくぬくとしたベッドを後にできるというものです。

紅茶飲みで良かった?と、心の底から幸せになります。
寒いのは好きじゃないけど、紅茶が本当においしいのは秋冬。
これは真実。
暗くて寒いからこそ、毎朝、紅茶をいただける幸せを噛みしめているのです。

外の天候が厳しければ厳しいほど、紅茶のない生活は
なんて味気ないのだろうと、いにしえの英国人のような心持ちになります。

人生も同じはずって思います。
厳しくもあるし、喜びに満ちた瞬間もある。
喜怒哀楽のひとつひとつ、不条理も条理も、
自分の心からくつろげる小時間でくるみながらいくのだろうと思います。

……冬の夜長は、ひとを少しだけ哲学的にしますね……